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自転車でサケ釣りは違法?防波堤・サーフ釣行ガイド

自転車×釣行スタイル

自転車でサケ釣りに挑戦したいけれど、「これって密漁になるんじゃ……」と不安になった方もいると思います。私も最初にこのテーマを調べたとき、川と海でルールがまったく違うことに驚きました。結論から言うと、河川でのサケ捕獲は原則禁止です。ただ、防波堤やサーフからの竿釣りなら、条件を守れば楽しめます。

今回は水産庁や自治体の公式情報をもとにした法律面の整理と、自転車釣行だからこそ気をつけたい積載・撤収の話までまとめました。

自転車でサケ釣りに行く前に知っておきたい法律の話

河口近くに立つ標柱を低いアングルから見上げた写真、文字は読めない

まず一番気になるところからお伝えします。水産庁は、内水面(河川)でのサケの採捕について、特別な場合を除いて禁止していると明記しています(水産庁公式サイト)。

これは全国共通のルールで、地域によって扱いが変わるものではありません。

たとえば石川県が公式サイトで示している説明を見てみます。

河川でのサケ捕獲は水産資源保護法違反にあたり、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が定められています(石川県公式サイト)。思った以上に重い罰則です。

注意したいのは、「持ち帰っていないから大丈夫」ではなく、捕ろうとする行為自体が処罰の対象になりうるという点です。仕掛けを投げただけでもアウトになる可能性がある、ということですね。

これは石川県に限った話ではなく、サケが遡上する河川を持つ都道府県はほぼ共通して同じ考え方を取っています。理由はシンプルで、サケは産卵のために生まれた川へ戻ってくる魚だからです。遡上のタイミングで自由に捕られてしまうと、翌年以降の資源そのものが減ってしまう。

だからこそ「持ち帰り」ではなく「捕ろうとする行為」の段階で線を引いているわけです。この理屈を知っておくと、単に「厳しいルールだな」で終わらせず、なぜそこまで厳格なのか納得感を持って守れるようになると思います。

一方で、海(防波堤やサーフ)からの竿釣りは、河口の禁止区域を避ければ楽しめます。禁止されているのは主に「ひっかけ釣り」「ギャング釣り」と呼ばれる釣法です。

魚の口以外の場所にフックを引っ掛ける方法で、通常のルアー釣り・エサ釣りとは区別されています(参考: greenfield.style)。

正しい場所・正しい釣り方であれば、サケ釣りは自転車で気軽に楽しめる秋の釣りものになります。

なお、報道によれば、近年は密漁の摘発事例も出ており、ドローンによるパトロールが行われた例もあるとされています。原文までは確認できていないため、あくまで参考情報としてご留意ください。それだけルールが厳しく見られているテーマだと捉えておくのがよさそうです。

河口の「禁止区域」はどこも同じではない

河口ごとに規制の見た目が違うことを示す2つの標柱の比較写真、文字は読めない

ここで厄介なのが、河口の禁止区域(規制距離)です。「河口から何メートルまで禁止」という全国共通の数字があるわけではなく、規制距離は河川ごとに異なります。私が住む地域の振興局が公表している資料でも、河川ごとに規制内容がバラバラであることが示されていました。

つまり、ネットで調べた「だいたいこのくらい」という感覚で防波堤に立つのは危険です。河口付近には規制範囲を示す標柱が立てられていることが多いので、初めて訪れる場所では必ず自分の目で確認する習慣をつけてください。

標柱には「この地点から上流〇〇mは採捕禁止」といった具体的な範囲が書かれていることが多いです。地図アプリの距離感だけで判断すると、知らないうちに禁止区域に入り込んでしまうこともあります。私は自転車で複数のポイントを回ることが多いのですが、毎回「ここに標柱、あったかな」と一度立ち止まって確認するようにしています。

「河川では絶対に釣れない」わけではない、という例外も知っておく

ここまで読むと「サケは海でしか釣れない」と思われるかもしれませんが、実はもう一つ知っておくと視野が広がる仕組みがあります。「サケ有効利用調査」と呼ばれる制度です。

河川によっては事前登録と道県の承認を受けたうえで、調査捕獲という名目で釣りに参加できる場合があります(参考: kanritsuriba.com)。

参加費の目安は、地域によって数千円台とされており、当日の受付・抽選方式を取っている河川もあるようです。「河川=一律に立入禁止」というわけではないんですね。こうした公式な調査事業に組み込まれた形でなら、合法的に楽しめるルートもあります。法規制を調べる中で、個人的にいちばん驚いた発見でした。

ただし対象になる河川や実施年度、参加費、募集人数はその年ごとに主催団体(内水面漁協や振興局など)が発表する内容次第で変わります。興味を持った方は、必ず当該年度の公式発表を確認してから申し込んでください。私も含め、このブログの情報だけを頼りに現地へ行くのは避けてほしいポイントです。

防波堤・サーフからのサケ釣り実践編

防波堤でロングロッドを構えてサケをキャストする釣行者の後ろ姿と自転車

タックルはこのクラスが目安

サケは思った以上に引きが強い魚です。普段のライトなショアジギングタックルで挑むと、竿が終始絞り込まれて冷や汗をかくことになりかねません。目安は10〜12ft・MAXルアーウエイト50〜60gクラスのロッドです。合わせるリールは4000〜5000番のスピニング、ラインはPE2号あたりを目安にしておけば大きく外しません。

型番は好みが分かれるところなので、この条件に当てはまっていれば、あとは持ち重りや価格で選んで問題ないと思います。私自身は自転車で運ぶ前提なので、どうしても仕舞寸法を優先したくなります。長さは少し譲ってでも、マルチピースや振り出しのモデルを選ぶことが多いです。

まずはサーフ用ロッドをAmazonで探すあたりから、お手持ちの装備と照らし合わせてみてください。
タックル一式の選び方は、サーフ釣行の記事で長さ・リール・ライン構成まで詳しく書いています。

自転車への積みやすさで選ぶなら、仕舞寸法別に比較したこちらも参考になります。

仕掛けと誘い方

仕掛けはウキルアー(フロート+スプーン+タコベイトなどを組み合わせた複合仕掛け)か、ぶっこみ釣りのどちらかが基本です。誘いは大きく動かす必要はなく、デッドスローのただ巻きで十分とされています。

時期は地域差が大きい

時期については、私が住む地域では夏の終わりごろから気配が出始めます。一方、シーズンが始まったばかりの地域ではもう少し秋が深まってから本格化します。数ヶ月単位でズレがあるということですね。地域によって時期も規制の中身も違うので、狙う場所の情報は必ず事前に確認してから出かけてください。

大物を確実にキャッチする道具

サケは魚体が大きく、防波堤のような足場が高い場所からのランディングでは、普段使っているタモでは柄の長さが足りないことがあります。

伸縮式のランディングポールを一本用意しておくと、いざという時に慌てずに済みます。

自転車釣行だからこそ気をつけたいこと

ロッドホルダーで長い竿を固定し大型クーラーを積んだ自転車を斜めから撮った写真

ここからは自転車釣行ならではの話です。車での釣行なら、多少大きな荷物でもトランクに放り込めば済みますが、自転車はそうはいきません。積める量にも、その場で判断できる時間にも限りがあります。

釣れたらすぐ回収する

釣れたサケをその場に放置したままにしておくのは避けたいところです。エサや魚のにおいは野生動物を引き寄せる原因になるため、釣れたらできるだけ早く処理・回収するのが基本です。

車であれば積みっぱなしにして次のポイントへ、ということもできます。ただ自転車は積載スペースが限られる分、釣れた後の動き方まで含めて釣行計画を立てておく必要があります。

長い竿の運び方

サケ用のロッドは10ft超と長めなので、パックロッドのように小さく畳めない場合もあります。フレームに固定するタイプのロッドホルダーを使うと、走行中の安定感がかなり変わります。


私はミニベロで釣りに行くことも多いのですが、車体が小さい分だけ竿の固定方法には毎回気を使っています。

持ち帰り用のクーラーは容量に余裕を

サケは魚体が大きいので、普段使っているコンパクトなクーラーボックスだと、下処理した身でも収まりきらないことがあります。

20Lクラスのクーラーであれば、丸ごと1本とはいかなくても、下処理した身を余裕を持って持ち帰れます。自転車に積むことを考えると重さも大事なので、容量と重量のバランスは事前にチェックしておくのがおすすめです。

河口の標柱は毎回自分の目で

最後にもう一度お伝えしたいのですが、河口の禁止区域は毎回同じ場所・同じ範囲とは限りません。自転車釣行は、いくつかのポイントを回遊しやすいスタイルです。だからこそ通りかかった河口では、その都度、標柱の表示を自分の目で確認する習慣をつけてください。

まとめ

最後に、今回のポイントを整理します。

  • 河川でのサケ捕獲は原則禁止。海(防波堤・サーフ)からの竿釣りなら条件付きで楽しめる
  • 河口の禁止区域は河川ごとに違うので、現地の標柱を毎回自分の目で確認する
  • 自転車釣行は積載量にも撤収スピードにも限りがあるからこそ、道具選びと計画がものを言う

法律面さえ押さえてしまえば、サケ釣りは自転車でも十分に狙える秋の釣りものです。まずは装備を整えて、近くの防波堤から挑戦してみてはいかがでしょうか。次は私も、荷台まわりの積載方法をもう少し見直してみようと思います。

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