「堤防に自転車でふらっと行って、秋の新子アオリイカを釣ってみたい」。そう思ったこと、ありませんか。
自転車 エギングは、装備が少なく積載に困らないので、実は相性のいい組み合わせです。この記事では、秋のハイシーズンに向けたタックル選びから、自転車での積載・取り込み・持ち帰りの工夫まで、調査情報をもとにまとめました。
自転車エギングが秋におすすめな理由
秋になると、SNSのタイムラインに新子アオリイカの釣果写真が並び始めます。堤防に自転車でふらっと行けたら、と考えたことはないでしょうか。
自転車 エギングが向いているのには理由があります。9〜11月は新子アオリイカが接岸するハイシーズン。数釣りが期待できる時期です。
新子は生まれて数ヶ月の若い個体です。警戒心が薄く、経験の浅い人でも反応を得やすいのがこの時期の特徴です。
9月・10月・11月でサイズが変わっていく
秋のアオリイカ釣りは、月が進むごとに様子が変わります。9月は数釣り中心で、サイズはまだ小ぶりです。
10月に入ると、数も大きさもほどよく狙える時期です。エギのサイズを少しずつ上げていくタイミングでもあります。
11月になると型がグッと大きくなり、深場を意識したポイント選びが必要になってきます。3.5号前後のエギが活躍する時期です。
エギングは他のルアー釣りに比べて装備が少なくて済みます。ロッド・リール・エギケースだけで完結し、活き餌用のバケツやポンプは不要です。
この身軽さが、積載スペースの限られる自転車釣行と噛み合います。まずは最小限のタックルから見ていきましょう。
自転車エギングに必要な最小限の装備

ロッド:長さとアクションの目安
秋の新子狙いなら、8.0〜8.6ft・MLアクションあたりが扱いやすい目安です。3.0号前後の軽いエギを操作しやすい硬さです。
自転車で持ち運ぶなら、仕舞寸法の短いモデルを選ぶと積載がぐっと楽になります。
このモデルは、以前まとめた仕舞寸法50cm以下のパックロッド特集にも入っている一本です。エギング専用に作られているので、号数の合うエギを迷わず選べます。
パックロッド全体の比較はこちらにまとめています。
リールとライン:号数の目安
リールは2500番クラスのスピニングリールが扱いやすいです。軽いエギをしっかり飛ばすには、番手が大きすぎないほうがバランスが取れます。
ラインはPE0.6号前後、リーダーはフロロカーボン1.5号前後を目安にしておけば大きく外しません。秋の新子サイズには十分な強度です。
エギ:秋は号数を落とすのが基本
新子アオリイカは体が小さいので、エギも号数を落とすのが基本です。3.0号を中心に、状況に応じて2.5〜3.5号を使い分けます。
2.5号は9月の小型サイズや、イカの食いが悪いときに有効なサイズです。3.0号はオールラウンドに使える秋の標準サイズといえます。
3.5号は10月後半以降、型が大きくなってきたタイミングで持っておくと安心です。
カラー選びは、まず下地(テープ)の種類で考えれば整理できます。金テープ・銀テープはアピール重視、ケイムラは、光の少ない時間帯向けの定番です。
水が濁っている日はオレンジやレッドなど発色の強い下地、澄み潮の日はナチュラル系の下地が選びやすい組み合わせです。
朝夕マズメなどシルエットを見せたい時間帯はダーク系、日中はクリア系やナチュラル系を選ぶ、というのも基本的な考え方です。
カラーは複数持っておくと、その日の状況に対応できます。ナチュラル系・派手色・ケイムラ系の3タイプを揃えておくと、状況に応じてローテーションできます。
秋のエギングの基本的な誘い方

エギングの動作はシンプルで、キャスト後にエギを底まで沈める「フォール」から始まります。着底のタイミングは、ラインの動きが止まる瞬間で判断します。
底が取れたら、ロッドをしゃくってエギを跳ね上げる「シャクリ」を2〜3回入れます。その後、再びフォールさせてアタリを待ちます。
アタリの多くは、このフォール中にラインが不自然に動く形で出ます。糸の変化に集中するのが、エギングでいちばん大事な基本です。
フォールには2種類あります。ラインを張ったまま沈める「テンションフォール」と、ラインを送り込みながら沈める「フリーフォール」です。
テンションフォールはアタリが取りやすく、初心者にも扱いやすい沈め方です。フリーフォールはエギが不規則に沈むため、イカがなかなか抱いてこないときに試したい沈め方です。
まずはテンションフォールを基本にして、慣れてきたらフリーフォールを織り交ぜるのがおすすめの順番です。
新子は活性が高い時間帯なら、数投で反応が出ることも珍しくありません。反応がなければ粘りすぎず、次のポイントへ移るのも自転車釣行らしい戦い方です。
自転車での積載を軽くする工夫

エギングタックルが軽装で済むとはいえ、ロッドの固定方法は考えておきたいところです。フレームに固定できるロッドホルダーがあると、走行中の安定感が変わります。
エギケースやリーダー、予備ラインといった小物は、サドルバッグにまとめておくと出し入れがスムーズです。
活き餌の水槽や大量のコマセがいらない分、積載を考える手間そのものが少ない釣りだと感じています。
秋の服装は「脱ぎ着のしやすさ」を優先
秋は日中と朝夕の気温差が大きい季節です。自転車で走っている間は体温が上がりますが、堤防で止まってエギングをする時間は一気に冷えます。
インナーの上にウィンドブレーカーを一枚重ねるなど、脱ぎ着しやすい重ね着にしておくと、行き帰りの走行と釣行時の体温差に対応できます。
取り込みと持ち帰りの装備
新子サイズなら抜き上げで取り込めることが多いですが、シーズン終盤で型が大きくなってきたら話は変わります。無理に抜き上げると、身が切れて、せっかく掛けたイカに逃げられてしまうことがあります。
タモがあると、そうした場面でも落ち着いて取り込めます。
持ち帰りは、小型のクーラーボックスで十分です。イカは水を張らず、氷や保冷剤で締めてから持ち帰るのが基本です。
締め方は、氷水にしっかり浸けて冷やし込む方法が扱いやすく、初心者でも実践しやすい方法です。エンペラ(耳のような部分)の付け根にナイフを入れて締める方法もあります。
墨を吐くことがあるので、クーラーに入れる前にジップ袋などで一段階包んでおくと、庫内が汚れずに済みます。
氷に直接触れさせたままにすると身が水っぽくなることがあります。氷とイカの間にタオルや新聞紙を挟んでおくと、状態よく持ち帰れます。
9月の新子サイズなら8L前後の小型クーラーで十分ですが、11月に型が大きくなってきたら、もう一段大きめの容量を検討すると安心です。
クーラーの選び方全般は、こちらの記事も参考にしてください。
自転車釣行ならではの墨対策

アオリイカは、取り込みの瞬間に驚いて墨を吐くことがあります。車移動なら多少汚れてもトランクで済みますが、自転車ではそうはいきません。
フレームやサドルバッグ、ウェアに墨が飛ぶと、拭き取りに手間がかかります。乾いてしまうと色素が定着し、落ちにくくなるのが厄介な点です。
対策として、取り込んだらすぐに自転車から離れた場所で締めるようにしましょう。新聞紙や大きめのビニール袋を敷いておくと、墨が地面や自転車に飛び散るのを防げます。
もし自転車本体やバッグに墨が付いてしまったら、乾く前に真水で洗い流すのが鉄則です。時間が経つほど落としにくくなります。
サドルバッグやパニアバッグは、防水素材で表面がツルッとしたタイプを選んでおくと、汚れてもさっと拭き取れます。
ウェアも同様に、濃い色を選んでおくと万一の付着が目立ちにくくなります。この墨対策は、サビキ釣りなど他の自転車釣行にはあまりない、エギングならではの注意点です。
時間帯とポイントの考え方
新子アオリイカは、堤防際の藻場や捨て石まわりに着いていることが多い魚です。日中でも狙えますが、朝夕マズメは反応が良い時間帯です。
自転車釣行の強みは、短時間で複数のポイントを回れることです。反応がなければ、次の堤防へすぐ移動できます。
ポイント選びでは、潮通しの良さも意識したい要素です。堤防の先端や船の通り道(船道)、潮目ができる場所は、エサとなる小魚が集まりやすいポイントです。
足場の高さも、釣り方に影響します。足場が高い堤防では取り込みの難易度が上がるため、タモを用意しておくと安心です。
早朝や夕方に釣行するなら、ライト類の準備も忘れずに。
日没後の常夜灯まわりは、アジングなど別のライトゲームと組み合わせて楽しむのもおすすめです。
まとめ
- 秋(9〜11月)は新子アオリイカのハイシーズンで、堤防から狙いやすい
- エギングタックルは装備が少なく、自転車の積載と相性がいい
- ロッドは8.0〜8.6ft・ML、エギは3.0号前後が秋の目安
- 積載はロッドホルダーとサドルバッグでまとめると身軽になる
- 持ち帰りは小型クーラー+氷でOK。墨対策にジップ袋を
- 墨対策は自転車釣行ならではの注意点。取り込みは自転車から離れた場所で、付着したらすぐ真水で洗う
- シーズンは9月(数釣り)→11月(サイズアップ)と表情が変わっていく
軽いタックルで完結するエギングは、自転車釣行にちょうどいいスタイルだと思います。この秋、堤防まで自転車を走らせてみてはいかがでしょうか。









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