グラベルバイクで釣りに行く|選び方とおすすめ8選・釣り仕様カスタム

サイクル×フィッシング

ロードバイクで峠道を走っているときに、ふと脇道の林道が気になることってありますよね。

あのとき「グラベルバイクがあれば…」と強く思いました。実際にグラベルバイクに乗り換えてからは、河川敷の未舗装区間も砂浜に近い海岸沿いも、気にせず乗り込めるようになりました。釣り場の選択肢が一気に広がるんですよね。

この記事では、釣り専用の視点でグラベルバイクの選び方・おすすめ8台・釣り仕様カスタムをまとめています。

グラベルバイクが釣り人に選ばれる理由

おすすめグラベルバイク5選(予算5〜20

未舗装路をそのまま走れる

ロードバイクのタイヤ幅は23〜30mm程度で、砂利道や荒れた路面は正直苦手です。グラベルバイクは35〜50mmの太いタイヤが標準で、砂利の川原・海沿いの砂地道でも安定して走れます。

「舗装路の終点から釣り場まで500m砂利道」という場面、意外と多いんですが、グラベルバイクなら押して歩かずに乗り込めます。

ダボ穴が多く積載カスタムがしやすい

グラベルバイクはもともと長距離ライドや荷物積載を想定した設計で、フレームのダボ穴(マウント用ネジ穴)が充実しています。

取り付け箇所主な用途
リアエンド・シートステーリアキャリア
フロントフォークフロントキャリア・ライト
ダウンチューブボトルケージ・フレームバッグ
フォークブレードフロントパニア
トップチューブトップチューブバッグ

ロードバイクやクロスバイクと比べて積載ポイントが多く、釣り道具を分散して積めます。

速さと荷物積載を両立できる

ミニベロでも釣りはできますが、長距離になると速度と体力消耗が気になります。グラベルバイクは700cや650bの大径タイヤでロードバイクに近い巡航速度を出しながら、荷物を積んで走れます。

タックル・パックロッド・ソフトクーラーを合計4〜5kg積んだ状態でも、30km程度の釣行なら苦になりません。というか、荷物を背負わずに走れるので、同じ距離でも全然疲れ方が違います。

釣り向け選び方の3ポイント

ダボ穴の数と位置を確認する

クーラーボックスやタックルバッグを積みたいなら、リアエンドかシートステーにキャリア用ダボ穴があるモデルを選んでください。

ここがないとリアキャリアの固定が難しく、積載量が大幅に制限されます。フォーク側にもダボ穴があるモデルはフロントキャリアも付けられるので、積載力がさらに上がります。

ダボ穴の充実度積載スタイル積載量の目安
リアのみリアキャリア+パニアバッグ〜8kg
リア+フォークフロント+リアキャリア〜15kg
全部位(フォーク含む)バイクパッキングフル装備20kg以上

川釣りとサーフがメインなら40〜45mmがオールラウンドに使えます。後からタイヤを変える際は、タイヤメーカーによって同じサイズ表記でも実際の太さが異なるため、現物確認が必須です。

フレーム素材は釣りならアルミかクロモリ

素材特徴釣り用途での評価
アルミ軽め・剛性高いコスパ優秀。荷物積載に向く
クロモリ重め・振動吸収性が高い長距離釣行で疲れにくい
カーボン最軽量磯・砂利浜での傷リスクあり。

カーボンは軽量で走行性能も高く、長距離ライドには最高ですが衝撃に弱い素材なので取り扱いには注意が必要です。また、ダボ穴の数が少ないモデルも多いので積載量もやや減ります。

釣り向けおすすめグラベルバイク8選

釣り目線で「拡張性(ダボ穴数)・タイヤ幅・フィールド適性」を基準に選びました。

入門モデル(まず釣行を始めたい)

グラベルバイクで釣りを始めてみたいけど、いきなり高額な投資はしたくない——そういう方向けのカテゴリです。リアキャリア+パニアバッグの基本的な釣り積載スタイルに対応でき、近場の川釣り・堤防釣りから始めるなら十分な性能です。

NESTO GAVEL|国産入門グラベルの定番

 

NESTO GAVEL グラベルバイク

アルミ / 標準タイヤ幅:38mm / ¥141,900(ワイズロード価格)

コストパフォーマンスの高さで人気の国産グラベルバイクです。入門グラベルとしては珍しく、リアキャリア用ダボ穴が標準で備わっており、購入してすぐ釣り仕様にカスタムできます。

川釣りメイン・近場の堤防釣りなら十分な走破性。「まずグラベルバイクで釣りを試したい」という方の最初の1台としておすすめです。

JAMIS RENEGADE S4|クロモリ入門として選びやすい1台

 

JAMIS RENEGADE S4 グラベルバイク

クロモリ / 標準タイヤ幅:40mm / ¥192,500(定価)※現在セール中(¥154,000 / 20%OFF)

クロモリフレームの振動吸収性を手頃な価格で体験できるモデルです。舗装路でも砂利道でもしなやかに走り、長時間のサドルが楽に感じます。

標準タイヤ40mmで川原・海岸沿いに対応。「クロモリの乗り心地を試してみたい」という方に向いています。

バランスモデル(積載力と走破性を両立)

「近場だけでなく遠征もしたい」「荷物をもっと積みたい」という方に向いたカテゴリです。走行性能も上がり、30〜40kmの遠征釣行でも体への負担が少なくなります。フロントキャリアを追加して積載量を大きく増やせるモデルもあります。

FUJI JARI 1.5|カーボンフォーク搭載で遠征釣行を快適に

 

FUJI JARI 1.5 グラベルバイク

アルミ(カーボンフォーク) / 標準タイヤ幅:40mm / ¥225,500(ワイズロード価格)

アルミフレームにカーボンモノコックフォークを組み合わせたモデルです。カーボンフォークが路面からの細かい振動を吸収するため、30km以上の遠征釣行でも腕や肩への疲れが少ないです。シマノTiagra 10速搭載で、価格帯の割に完成度が高いモデルです。

リアキャリア用ダボ穴を標準装備で、パニアバッグを付けてすぐ釣り仕様にできます。

MARIN Four Corners|積載ポイント最多・バイクパッキングに最も近いモデル

 

MARIN Four Corners グラベルバイク

アルミ / 標準タイヤ幅:40mm / ¥165,000(ワイズロード価格)

バイクパッキング向けとして設計されており、フォーク含む全箇所にマウントポイントが充実しています。リアキャリア+フロントキャリア+フレームバッグをすべて取り付けても干渉しない設計は、荷物の多い釣行には大きなアドバンテージです。

荷物を多く積んで遠征したい方にはこのクラスで一番おすすめです!

CANNONDALE TOPSTONE 4|積載カスタムの自由度が高いアルミグラベル

 

CANNONDALE TOPSTONE 4 グラベルバイク

アルミ / 標準タイヤ幅:37mm / ¥165,000(ワイズロード価格)

Cannondaleのエントリーグラベルラインナップに位置するモデルです。アルミフレームで積載ポイントが充実しており、リアキャリア+パニアバッグの釣り仕様にすぐ対応できます。

バランスモデルの中では価格が手頃で、積載カスタムの第一歩として使いやすい1台です。

本格モデル(フィールドを選ばない)

砂利の川原・砂浜・磯へのガレ道まで、行きたい場所に迷わず乗り込みたい方向けのカテゴリです。長く使うつもりで選ぶなら、このクラスに投資する価値はじゅうぶんあります。

MERIDA SILEX 400|オールラウンドな本格グラベルの定番

 

MERIDA SILEX 400 グラベルバイク

アルミ / 標準タイヤ幅:40mm / ¥275,000(ワイズロード価格)

MERIDAのSILEXシリーズはグラベルバイクの定番として長年支持されているモデルです。フレームの剛性と快適性のバランスが良く、舗装路から砂利道まで幅広い路面環境に対応します。

釣り用途でも積載カスタムの自由度が高く、長距離釣行から近場の堤防釣りまでオールラウンドに使えます。

TREK DOMANE AL 2 Gen 4|エンデュランス設計で長距離釣行に強いモデル

 

TREK DOMANE AL 2 Gen 4 グラベルバイク

アルミ / 標準タイヤ幅:32mm / ¥148,999(ワイズロード価格)

もともとロングライド向けに設計されたエンデュランスロードのアルミモデルです。路面からの振動吸収性が高く、長距離の釣行でも体への負担が少ないのが特長です。標準タイヤは32mmと細めですが、最大37mmまでクリアランスがあり、後からタイヤを太くして路面対応力を上げることもできます。

舗装路メインで距離を走る釣行スタイルに向いています。

KONA ROVE ST DL|磯・林道アクセスに最も強いモデル

 

KONA ROVE ST DL グラベルバイク

アルミ / 標準タイヤ幅:42mm / ¥248,600(ワイズロード価格)

クロモリとアルミのいいとこ取りを狙ったROVEシリーズのDLグレードです。太めのタイヤを標準装備しており、砂利の川原から海岸沿いの砂地まで安定して走れます。積載ポイントも充実しており、バイクパッキング的な使い方にも向いています。

磯釣りやサーフがメインで、アクセスルートに未舗装区間が多い方には一番フィットするモデルです。

釣り仕様カスタム例

リアキャリア+パニアバッグ(最初に揃えるべき)

釣り仕様カスタムの中で最初に取り付けるべきがリアキャリアです。これがあるだけで積載量が劇的に増え、タックルボックス・ソフトクーラー・レインウェアをまとめて積めるようになります。

TOPEAKのリアキャリアはアルミ製で軽量かつ耐荷重が高く(約25kg)、グラベルバイクの太いタイヤにも対応したモデルが揃っています。TUBUSのリアキャリアはクロモリ製で重量はやや増しますが、振動への耐久性が高く長年使えます。

パニアバッグは防水性の高いものを選ぶのが鉄則です。雨天・海水飛沫・砂埃に晒される釣り場環境では、防水でないバッグはすぐに中が濡れてしまいます。ORTLIEBのパニアバッグはロールトップ式で防水性が非常に高く、自転車釣行ユーザーから安定した評価があります。

フレームバッグ(リュック不要の釣行スタイルへ)

フレームの三角スペースを使うフレームバッグは、貴重品・小型タックルケース・行動食の収納に向いています。リュックを使わずに済むので、長距離釣行での背中の疲れが格段に減ります。

APIDURAのフレームバッグはグラベルバイクのフレーム形状に合わせた設計で走行中にズレにくく、防水性も高いです。

ロッドホルダー(パックロッドを安全に固定)

フレームにロッドを固定する場合は、自転車が倒れたときに壊れてしまわないようにフォークやリアキャリアへの固定は避けたほうが無難です。
積載の都合で避けられない場合は必ずセミハード・ハードタイプのロッドホルダーに入れたうえでバンドなどで固定しましょう。

ロッドホルダーの選び方・取り付け方の詳細は別記事にまとめています。

フィールド別の注意点

川釣り(河川敷〜砂利の川原)

グラベルバイクがもっとも得意とするフィールドです。タイヤ幅40mm以上あれば砂利の川原も安定して走れます。砂利の上にスタンドを立てると不安定になりやすいので、木や柵への立てかけが安全です。

サーフ(砂浜・海岸沿い)

砂地は走行抵抗が大きく、タイヤ幅40mm以下では砂に埋まることがあります。タイヤ幅45mm以上か、空気圧を少し下げると安定します。海水・塩分は金属部分を錆びさせるので、釣行後は真水で洗い流すといいですよ。

磯(岩場・ガレ道)

タイヤ幅45mm以上のグラベルバイクでないと走行が難しい場面があります。KONA ROVE ST DLやMARIN Four Cornersのような太めタイヤを標準装備したモデルが向いています。危険と判断した区間は無理せず押して歩くのが正解です。

よくある質問

Q. グラベルバイクとクロスバイク、釣りならどちらが向いていますか?

未舗装路が多い釣り場や荷物を多く積むならグラベルバイクが優位です。クロスバイクは舗装路中心・近距離の釣行であれば十分機能します。ダボ穴が少なく積載の拡張性が制限されるのが、釣り仕様としての弱点です。

Q. ケースに入れたパックロッドは積めますか?

ロッドホルダー+ロッドケースの組み合わせで積めます。仕舞寸法45cm以下のパックロッドなら走行中の取り回しが楽です。

Q. 輪行(電車移動)はできますか?

できますが、グラベルバイクは輪行袋に入れるサイズが大きめです。輪行を頻繁に行う予定があるなら、ミニベロとの使い分けも検討してみてください。

Q. ロードバイクがあればグラベルバイクは必要ないですか?

「砂利道で怖い思いをした」「もっと荷物を積みたい」という不満がなければ急いで乗り換える必要はありません。ただ、釣り場のアクセスルートに未舗装区間があるなら、グラベルバイクへの移行は十分に価値があります。

Q. カーボンフレームはダメですか?

カーボンは軽量で走行性能も高く、長距離ライドには最高ですが衝撃に弱い素材なので取り扱いには注意が必要です。また、ダボ穴の数が少ないモデルも多いので積載量もやや減ります。

まとめ

グラベルバイクは「走破性・積載力・拡張性」の3つを同時に満たせる、釣り人に向いた自転車カテゴリです。

  • まず釣行を始めたいなら NESTO GAVEL・JAMIS RENEGADE S4
  • 積載力と走破性のバランスなら FUJI JARI・MARIN Four Corners・CANNONDALE TOPSTONE 4
  • フィールドを選ばない本格派なら MERIDA SILEX・TREK DOMANE AL 2・KONA ROVE ST DL

まずリアキャリアとパニアバッグを揃えれば、普段の釣行がかなり変わります。グラベルバイクを手に入れてから行けるようになった釣り場が増えた実感は、使ってみると確かにあります。

 

コメント