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グラベルバイクで釣りに行く|選び方とおすすめ8選・釣り仕様カスタム

自転車

河川敷の釣り場まであと少しなのに、その先は砂利道で、自転車を押して歩く。そんな経験はありませんか。

砂利道というと山の林道を思い浮かべるかもしれませんが、釣り人にとって身近なのは、河川敷の砂利道や釣り場の手前の未舗装路です。グラベルバイクに乗り換えてからは、こうした道も気にせず乗り込めるようになりました。釣り場の選択肢が一気に広がるんですよね。

この記事では、釣りの視点でグラベルバイクを勧める理由、タイヤの太さの選び方、おすすめ8台、釣りに合わせた荷物の積み方をまとめています。

  1. グラベルバイクが釣り人に選ばれる理由
    1. 河川敷の砂利道をそのまま走れる
    2. 重い荷物を積んでも安定する
    3. パンクなどのトラブルが少ない
    4. ドロップハンドルで長い距離を走れる
  2. タイヤの太さの選び方
    1. 走る道で目安を決める
    2. フレームのすき間を確かめる
    3. リムの内幅に合う太さを選ぶ
    4. メーカーによる実際の太さの違いに注意
  3. フレーム素材は釣りならアルミかクロモリ
  4. 釣り向けおすすめグラベルバイク8選
    1. 入門モデル(まず釣行を始めたい)
      1. NESTO GAVEL|国産入門グラベルの定番
      2. JAMIS RENEGADE S4|クロモリ入門として選びやすい1台
    2. バランスモデル(積載力と走破性を両立)
      1. FUJI JARI 1.5|カーボンフォーク搭載で遠征釣行を快適に
      2. MARIN Four Corners|積載ポイント最多・バイクパッキングに最も近いモデル
      3. CANNONDALE TOPSTONE 4|積載カスタムの自由度が高いアルミグラベル
    3. 本格モデル(フィールドを選ばない)
      1. MERIDA SILEX 400|オールラウンドな本格グラベルの定番
      2. TREK DOMANE AL 2 Gen 4|エンデュランス設計で長距離釣行に強いモデル
      3. KONA ROVE ST DL|林道アクセスに強いモデル
  5. 釣りに合わせた荷物の積み方
    1. リアキャリア+パニアバッグ(魚を持ち帰る釣りに)
    2. フレームバッグ+ボディバッグ(魚を持ち帰らない釣りに)
    3. ロッドホルダー(近場のランガンに便利)
  6. 走る道ごとの注意点
    1. 河川敷の砂利道
    2. サーフ(砂浜・海岸沿い)
    3. 林道
  7. まとめ

グラベルバイクが釣り人に選ばれる理由

おすすめグラベルバイク5選(予算5〜20

河川敷の砂利道をそのまま走れる

ロードバイクのタイヤ幅は23〜30mm程度で、砂利道や荒れた路面は正直苦手です。グラベルバイクは35〜50mmの太いタイヤが標準で、河川敷の砂利道や釣り場の手前の未舗装路でも安定して走れます。

「舗装路の終点から釣り場まで500m砂利道」という場面、意外と多いんですが、グラベルバイクなら押して歩かずに乗り込めます。

重い荷物を積んでも安定する

クーラーやタックルを積むと、自転車はぐっと重くなります。太いタイヤは地面に触れる幅が広いので、荷物が重くてもふらつかずに走れます。

パンクなどのトラブルが少ない

段差に乗り上げたとき、タイヤがつぶれて中のチューブがホイールの縁(リム)に挟まり、穴があく。これがリム打ちパンクです。太いタイヤは空気がたくさん入るので、つぶれきることが少なく、リム打ちパンクを起こしにくいんです。

釣り場の手前でパンクして帰れなくなる。それだけは避けたいですよね。

ドロップハンドルで長い距離を走れる

ドロップハンドルは握る場所を何か所も変えられて、前かがみの姿勢で風も受けにくいです。なので、MTBやクロスバイクより、遠くの釣り場まで楽に行けます。

タックル・パックロッド・ソフトクーラーを合計4〜5kg積んだ状態でも、30km程度の釣行なら苦になりません。というか、荷物を背負わずに走れるので、同じ距離でも全然疲れ方が違います。

タイヤの太さの選び方

走る道で目安を決める

まずは、走る道ごとのタイヤの太さの目安です。

走る道タイヤの太さ
あぜ道(砂地)35mm以上
河川敷の砂利道40mm以上
林道45mm以上

ただし、これは道だけで見たときの目安です。荷物が多くて重いほど、太いタイヤが必要になります。走る道と積む荷物の量、両方を見て太さを決めてください。

フレームのすき間を確かめる

フレームには、入るタイヤの太さの上限が決まっています。たとえばTREK DOMANE AL 2 Gen 4は、標準のタイヤが32mmで、38mmまで入ります(トレック公式サイトの表記)。

実際に付けたときに見るのは、前輪のフォークと、後輪のチェーンステーです。フォークはタイヤの上と左右、チェーンステー(後輪の横を通るパイプ)はタイヤの左右とのすき間を見ます。どこも6mm以上空いていると安心です。すき間が狭いと、泥や小石が挟まって、タイヤやフレームを傷つけてしまいます。

リムの内幅に合う太さを選ぶ

タイヤをはめるホイールの縁(リム)は、内側の幅で付けられるタイヤの太さの範囲が決まっています。フック付きリムの目安は次のとおりです(シュワルベの適合表より・50mmまで)。

リムの内幅合うタイヤの太さ
17mm25〜50mm
19mm28〜50mm
21mm35〜50mm
23mm37〜50mm
25mm42〜50mm

幅の広いリムに細すぎるタイヤを付けると、外れやすくて危ないので気をつけてください。リムの内幅は、ホイールの仕様表で確かめられます。フックのないリム(フックレス)は、リムメーカーの表に従ってください。

メーカーによる実際の太さの違いに注意

同じサイズの表記でも、タイヤメーカーによって実際に測った太さが違うことがあります。買ってから入らなかったら、がっかりですよね。上限ぎりぎりではなく、少し余裕を持って選んでください。

フレーム素材は釣りならアルミかクロモリ

素材特徴釣り用途での評価
アルミ軽め・剛性高いコスパ優秀。荷物積載に向く
クロモリ重め・振動吸収性が高い長距離釣行で疲れにくい
カーボン最軽量砂利道での傷リスクあり。

カーボンは軽量で走行性能も高く、長距離ライドには最高ですが衝撃に弱い素材なので取り扱いには注意が必要です。また、ダボ穴の数が少ないモデルも多いので積載量もやや減ります。

釣り向けおすすめグラベルバイク8選

釣り目線で「タイヤ幅・荷物の積みやすさ・走る道との相性」を基準に選びました。

入門モデル(まず釣行を始めたい)

グラベルバイクで釣りを始めてみたいけど、いきなり高額な投資はしたくない。そういう方向けのカテゴリです。リアキャリア+パニアバッグの基本的な釣り積載スタイルに対応でき、近場の川釣り・堤防釣りから始めるなら十分な性能です。

NESTO GAVEL|国産入門グラベルの定番

 

NESTO GAVEL グラベルバイク

アルミ / 標準タイヤ幅:38mm / ¥141,900(ワイズロード価格)

コストパフォーマンスの高さで人気の国産グラベルバイクです。入門グラベルとしては珍しく、リアキャリア用ダボ穴が標準で備わっており、購入してすぐ釣り仕様にカスタムできます。

川釣りメイン・近場の堤防釣りなら十分な走破性。「まずグラベルバイクで釣りを試したい」という方の最初の1台としておすすめです。

JAMIS RENEGADE S4|クロモリ入門として選びやすい1台

 

JAMIS RENEGADE S4 グラベルバイク

クロモリ / 標準タイヤ幅:40mm / ¥192,500(定価)

クロモリフレームの振動吸収性を手頃な価格で体験できるモデルです。舗装路でも砂利道でもしなやかに走り、長時間サドルに座っていても楽に感じます。

標準タイヤ40mmで川原・海岸沿いに対応。「クロモリの乗り心地を試してみたい」という方に向いています。

バランスモデル(積載力と走破性を両立)

「近場だけでなく遠征もしたい」「荷物をもっと積みたい」という方に向いたカテゴリです。走行性能も上がり、30〜40kmの遠征釣行でも体への負担が少なくなります。フロントキャリアを追加して積載量を大きく増やせるモデルもあります。

FUJI JARI 1.5|カーボンフォーク搭載で遠征釣行を快適に

 

FUJI JARI 1.5 グラベルバイク

アルミ(カーボンフォーク) / 標準タイヤ幅:40mm / ¥225,500(ワイズロード価格)

アルミフレームにカーボンモノコックフォークを組み合わせたモデルです。カーボンフォークが路面からの細かい振動を吸収するため、30km以上の遠征釣行でも腕や肩への疲れが少ないです。シマノTiagra 10速搭載で、価格帯の割に完成度が高いモデルです。

リアキャリア用ダボ穴を標準装備で、パニアバッグを付けてすぐ釣り仕様にできます。

MARIN Four Corners|積載ポイント最多・バイクパッキングに最も近いモデル

 

MARIN Four Corners グラベルバイク

アルミ / 標準タイヤ幅:40mm / ¥165,000(ワイズロード価格)

バイクパッキング向けとして設計されており、フォーク含む全箇所にマウントポイントが充実しています。リアキャリア+フロントキャリア+フレームバッグをすべて取り付けても干渉しない設計は、荷物の多い釣行には大きなアドバンテージです。

荷物を多く積んで遠征したい方にはこのクラスで一番おすすめです!

CANNONDALE TOPSTONE 4|積載カスタムの自由度が高いアルミグラベル

 

CANNONDALE TOPSTONE 4 グラベルバイク

アルミ / 標準タイヤ幅:37mm / ¥165,000(ワイズロード価格)

Cannondaleのエントリーグラベルラインナップに位置するモデルです。アルミフレームで積載ポイントが充実しており、リアキャリア+パニアバッグの釣り仕様にすぐ対応できます。

バランスモデルの中では価格が手頃で、積載カスタムの第一歩として使いやすい1台です。

本格モデル(フィールドを選ばない)

河川敷の砂利道から砂浜、林道まで、行きたい場所に迷わず乗り込みたい方向けのカテゴリです。長く使うつもりで選ぶなら、このクラスに投資する価値はじゅうぶんあります。

MERIDA SILEX 400|オールラウンドな本格グラベルの定番

 

MERIDA SILEX 400 グラベルバイク

アルミ / 標準タイヤ幅:40mm / ¥275,000(ワイズロード価格)

MERIDAのSILEXシリーズはグラベルバイクの定番として長年支持されているモデルです。フレームの剛性と快適性のバランスが良く、舗装路から砂利道まで幅広い路面環境に対応します。

釣り用途でも積載カスタムの自由度が高く、長距離釣行から近場の堤防釣りまでオールラウンドに使えます。

TREK DOMANE AL 2 Gen 4|エンデュランス設計で長距離釣行に強いモデル

 

TREK DOMANE AL 2 Gen 4 グラベルバイク

アルミ / 標準タイヤ幅:32mm / ¥149,000(トレック公式価格)

もともとロングライド向けに設計されたエンデュランスロードのアルミモデルです。路面からの振動吸収性が高く、長距離の釣行でも体への負担が少ないのが特長です。標準タイヤは32mmと細めですが、最大38mmまで入るクリアランスがあり(トレック公式サイトの表記)、後からタイヤを太くして路面対応力を上げることもできます。

舗装路メインで距離を走る釣行スタイルに向いています。

KONA ROVE ST DL|林道アクセスに強いモデル

 

KONA ROVE ST DL グラベルバイク

アルミ / 標準タイヤ幅:42mm / ¥248,600(ワイズロード価格)

クロモリとアルミのいいとこ取りを狙ったROVEシリーズのDLグレードです。太めのタイヤを標準装備しており、砂利の川原から海岸沿いの砂地まで安定して走れます。積載ポイントも充実しており、バイクパッキング的な使い方にも向いています。

サーフがメインの方や、アクセスルートに林道などの未舗装区間が多い方には一番フィットするモデルです。

釣りに合わせた荷物の積み方


リアキャリアは、必ず要るわけではありません。魚を持ち帰る釣りか、持ち帰らない釣りかで、積み方を変えるのがおすすめです。

リアキャリア+パニアバッグ(魚を持ち帰る釣りに)

魚を持ち帰る釣りなら、クーラーを積むのでリアキャリアが頼りになります。これがあるだけで積載量が劇的に増え、タックルボックス・ソフトクーラー・レインウェアをまとめて積めるようになります。ソフトクーラーはリアキャリアの上に載せて、バンドやロープで固定します。

リアキャリアを付けるなら、フレームにキャリアを留めるネジ穴(ダボ穴)があるか、先に確かめてください。

TOPEAKのリアキャリアはアルミ製で軽量かつ耐荷重が高く(約25kg)、グラベルバイクの太いタイヤにも対応したモデルが揃っています。TUBUSのリアキャリアはクロモリ製で重量はやや増しますが、振動への耐久性が高く長年使えます。

後輪の左右に付けるパニアバッグは、防水性の高いものを選ぶのが鉄則です。雨や海水のしぶきで、防水でないバッグはすぐに中が濡れてしまいます。ORTLIEBのパニアバッグはロールトップ式で防水性が非常に高く、自転車釣行ユーザーから安定した評価があります。

防水の強さは「IP」の表記で確かめられます。IPのあとの1つ目の数字がほこりへの強さ、2つ目の数字が水への強さです。ほこりの試験をしていないものは、1つ目をXにして「IPX4」のように書きます。水の数字は大きいほど強く、雨や波のしぶきを考えるなら4以上が目安です。

フレームバッグ+ボディバッグ(魚を持ち帰らない釣りに)

チニングやバス釣りのように魚を持ち帰らない釣りなら、リアキャリアがないほうが身軽に走れることもあります。たとえば、フレームバッグとボディバッグの組み合わせです。

フレームの三角スペースを使うフレームバッグは、貴重品・小型タックルケース・行動食の収納に向いています。リュックを使わずに済むので、長距離釣行での背中の疲れが格段に減ります。

APIDURAのフレームバッグはグラベルバイクのフレーム形状に合わせた設計で走行中にズレにくく、防水性も高いです。ルアーや小物はボディバッグに入れておくと、釣り場ですぐ取り出せます。

何をどう積むか、自分の釣りに合わせて試していくのも、自転車釣行の楽しさです。

ロッドホルダー(近場のランガンに便利)

ロッドホルダーは、近場のポイントをこまめに移るときに便利です。ロッドをたたんでしまう手間がなく、自転車を止めてすぐに投げられます。付ける場所は、後ろのフレーム(シートステー)・リアキャリア・フロントフォーク・ハンドルです。

遠くまで走る日は、ロッドをたたんでフレームバッグなどにしまうほうが安心です。走っている間に枝に引っかけたり、自転車が倒れたときに折ったりする心配がありません。外に積むときは、セミハード・ハードタイプのロッドケースに入れたうえで、バンドなどで固定しましょう。

ロッドホルダーの選び方・取り付け方の詳細は別記事にまとめています。

走る道ごとの注意点

河川敷の砂利道

グラベルバイクがもっとも得意とする道です。タイヤ幅40mm以上あれば、河川敷の砂利道も安定して走れます。

サーフ(砂浜・海岸沿い)

砂地は走行抵抗が大きく、タイヤ幅40mm以下では砂に埋まることがあります。タイヤ幅45mm以上か、空気圧を少し下げると安定します。

海水で濡れた場合は、金属部分が錆びるので、真水で洗い流してください。チェーンはこまめに注油すると、錆を予防できます。

林道

石が多くて凸凹した林道は、タイヤ幅45mm以上あると安心です。危険と判断した区間は、無理せず押して歩くのが正解です。

まとめ

グラベルバイクは、河川敷の砂利道をそのまま走れて、重い荷物を積んでも安定し、パンクなどのトラブルも少なく、長い距離も走れる、釣り人に向いた自転車です。

  • まず釣行を始めたいなら NESTO GAVEL・JAMIS RENEGADE S4
  • 積載力と走破性のバランスなら FUJI JARI・MARIN Four Corners・CANNONDALE TOPSTONE 4
  • フィールドを選ばない本格派なら MERIDA SILEX・TREK DOMANE AL 2・KONA ROVE ST DL

タイヤの太さは、走る道と荷物の量で決めて、フレームのすき間とリムの内幅も確かめてください。荷物の積み方は、魚を持ち帰るかどうかなど、自分の釣りに合わせて試してみてください。グラベルバイクを手に入れてから行けるようになった釣り場が増えた実感は、使ってみると確かにあります。

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